スノーシューのサイズ
2012年 12月 30日
一般の方にとってはうっとうしいことだと思いますが、雪遊びが好きな方々には良い冬になる予感が。
さて売り場でスノーシューの接客中によく聞かれる質問の一つに「スノーシューのサイズをどうしたらいいのか?」というものがあります。
スノーシューには同じメーカーさんであってもいくつかサイズが用意されているものが多いです。
MSRの22インチ(56センチ)と25インチ(64センチ) ノーライトのSサイズとレギュラーサイズ
それではスノーシューの大小それぞれの利点はなんでしょう?
大きいサイズの利点
浮力が大きくなるため雪に埋まる量が少なくてすむ
→体重がある方、荷物が多い方、深い雪向け
小さいサイズの利点
軽い、小回りが利く、運ぶ際に邪魔にならない
→体重が軽い方、そんなに深い雪では使わない方向け
山の下りで使う方にもお勧めです。下りでは後ろが長いと歩き辛いです。
サイズの勧め方にも色々な意見がありますが、私のお勧めは
・先頭でラッセルしながら歩く頻度が高ければ大きいサイズ
・二番手以降で歩く頻度が高いなら小さいサイズ
そこで先頭でラッセルしながら歩くのと、ラッセル跡を歩く時でどれぐらい差があるのか実際に映像を撮ってきました。この日は雪が深く、MSRの25インチ(長い方)のスノーシューを履いていても、先頭で歩くと腿まで埋まってしまう状態でした。
映像の中で解説しながら歩いてみましたが、音声が不明瞭で聞き取り辛いかもしれません。歩くスピードに注目して見てもらえればと思います。
先頭でラッセルした際には足を一歩一歩踏み出すのが大変で標高差150mを登るのに30分かかりましたが、一度つけた踏み跡の上を歩くと階段を上る感覚で足が運べて、その結果同じ場所を10分で登れました。
先頭で深雪をラッセルした時の映像
踏み跡をたどって歩いた時の映像
スノーシューのサイズを選ぶ際の参考になればと思います。
ちなみに画像はこちらのカメラで撮影しました。
北大店 野中