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秀岳荘スタッフみんなでブログしちゃいます。


by shugakuso4
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分水嶺トレイル2018



7月14~16日の東京は奥多摩から長野の野辺山。
山々を繋ぐ分水嶺トレイル2018
秀岳荘チームで初参戦してきました。

分水嶺トレイル2018_d0198793_11261368.jpg



分水嶺トレイルとは…
秩父多摩甲斐国立公園内の4つの百名山と
(雲取・甲武信・金峰・瑞牆)
4つの分水嶺
(多摩川・荒川・富士川・千曲川)
を3日以内に自らの脚で繋ぎ
清里の獅子岩を目指す
タフな縦走大会となります。

大雨の影響でコース短縮があり
今年は奥多摩~獅子岩間を繋ぐ
100km(10000mD+)の
旅となりました。

分水嶺トレイル2018_d0198793_10550848.jpg


2万5千分1地形図でトータル8枚分の山域でした。
どんな旅になるのか?
スタートする前からワクワクしちゃいます。

弾丸スケジュールで分水嶺トレイルに挑みましたが
それが凶と出でてスタート前から暑さで疲労困憊に。。。
北海道ベースで生活をしている身としては
外の暑さと電車等の冷房の繰り返しで体力を消耗する形となりました。

スタート会場の奥多摩駅に着き
厳密な装備チェックをパスし14日0時まで待ちます。
深夜とは思えない異様なスタート会場となり
ボルテージが高まったところで3日の旅が始まりました。

分水嶺トレイル2018_d0198793_11164362.jpg

書類選考に合格した猛者が集結し、皆が強そうに見えます。
初めから力んでもしょうがないので徐々にペースを上げていきます。
夜とは言えど蒸し暑く稜線に出るまでの樹林帯は酷でした。
チェックポイントである雲取山を目指します。
かれこれ7時間ほど歩き気づけば明るくなってました
雲取山に到着です。

分水嶺トレイル2018_d0198793_11302963.jpg

水場で水を補給し、小屋でカップラーメンを食し
色々潤った状態で次のチェックポイントを目指します。

2000m級の稜線、奥秩父の山深さ
北海道には無いスケールで勝手にテンションが上がります。

雲取山を出発し10時間…いろんな葛藤がありました
ブヨが多い
猛烈な睡魔
30度前後の気温
そして
景色の変化がない単調なトレイルに

やられそうになりながらも耐え抜き
チェックポイントである雁坂小屋に18時に到着する。

暑さとハードなトレイルにやられたのもあり
このまま夜間パートに入るのは厳しいと
チームとして『判断』し2~3時間の仮眠をとる事に決めました。
食事を済ませツェルトを張り仮眠します。
少ない時間でしたが爆睡ができていい回復が出来ました。
が…
チーム内の1人が約束の時間22時になっても起きることが出来ず
声掛けはしたものの曖昧な返事しかできず
悩んだ結果、
このまま夜間パートに突入しても厳しいと判断し
DNFを決めました。
しっかり睡眠をとり朝になってから大会運営者にリタイアを宣告しました。
清々しい朝を迎えてしまいました。

分水嶺トレイル2018_d0198793_12052983.jpg

悔しい結果で分水嶺トレイルは幕を閉じましたが
全行程の半分程の45kmを楽しむことが出来ました。

分水嶺トレイル2018_d0198793_12102796.jpg

心配だったチームメンバーもしっかり睡眠をとりしっかり食事をとったことで
十分に回復ができ大事にならずに終えれたので良かったの一言です。

今回、分水嶺トレイルで共にした装備です。

分水嶺トレイル2018_d0198793_12201793.jpg
分水嶺トレイル2018_d0198793_12204754.jpg
トータルで8~9㎏ぐらいのウエイトでした。
レースを振り返ってみるとまだまだ改善の余地はあったと思う。

この経験を次に活かし頑張っていきたいと思う。
チャンスがあるのならまたトライしたいものです。


北大店登山 安藤














by shugakuso4 | 2018-07-22 12:25 | 北大店 登山