秀岳荘スタッフみんなでブログしちゃいます。
by shugakuso4
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山のガイド資格・「登山Ⅲ」
2022年 08月 04日
北大店2階 登山売り場 双樹です。
この度、日本山岳ガイド協会の
登山ガイドステージⅢに合格したので、
この場を借りてご報告させていただきます。
今までは登山ガイドステージステージⅡ資格で
ガイド活動をしておりました。
これは一般的な登山道をガイドできる資格です。
今回新たに取得した登山ガイドステージⅢは
岩稜帯、沢登り、雪山などを
ある程度のレベルのルートまでは
ガイドできるようになります。
今回の試験は
小樽赤岩で岩稜2日間、
カミホロカメットク山で雪山3日間、
白老川で沢登り3日間
計8日間の実技試験でした。
試験本番中は写真も撮れなかったので、
普段の活動の写真でフィールドの様子をご紹介します
まずは小樽赤岩。無数のルートを持つ北海道を代表するクライミングエリアです。
今回の試験ではクライミングというよりも岩稜の歩行技術や、自然の地形を有効に使った確保技術が求められます。
全ての試験の共通テーマは「Safety&Speedy」
どうやってより素早く安全を確保して先に進むか、各受験生は先読みの力や臨機応変の対応力を試されます。
2つ目は雪山・カミホロカメットク山
試験では北西稜といわれる冬限定のルートをアイゼン・ピッケルで登り下ってきました。
写真はカミホロカメットク山の隣にある富良野岳でのトレーニングの様子です。このような切り立った稜線を安全にガイドする技術が試されました
3つ目は沢登りです
白老川をフィールドに、沢の中での歩行技術・渡渉技術。そして次々に現れる滝の安全な登攀・下降技術が試されます。
沢登り試験は2泊3日分の食糧・テント(またはツェルト)を常に背負って行動します。僕は50リットルのバックパックに全ての装備を収めていました。コンパクトなパッキングも沢での安全な行動には重要な要素です。
夜は沢中でのテント泊の予定でしたが、今回は大雨のために近場のキャンプ場に、、、状況に応じて柔軟に動くのもガイドならではです。
以上のような試験をクリアし、無事に登山Ⅲガイドとなりました。
このような場で学んだ技術は、フィードバックして行きます。道具の選択など、店頭でも遠慮なくご相談ください。
北大店2階 登山売り場でお待ちしております。
双樹