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秀岳荘スタッフみんなでブログしちゃいます。


by shugakuso4
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VIVA! HIGH-MATSU ! (カミホロ化物岩左/右ルート)

「なぜ山に登るのか。そこにハイマツが有るからだ」


かのイギリスの登山家、ジョージ・マロリーは言いました。

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22192469.jpg
George Herbert Leigh Mallory (1886-1924)

ハイマツは時に沢の源頭でバリケードの様に、

また時に春山のシートラで雪下のトラップとなり行く手を阻みます


そう、ハイマツは我々にそんな試練を与えてくれる

素晴らしい存在なのです。



てな訳で雪の便りに居ても立っても居られなくなった

北大店のSジュ・白石店のIズミ・Kミヤマの3人は、

ハイマツ漕ぎのヒィヒィハァハァを求めて

初冬のカミホロへ行って来ました。



並ぶと遠近感の狂いそうなサイズ感の二人

その先に、我々の目指す目的地が

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22194889.jpg



しかし、其処へ行くには岩を登らなきゃならない…面倒だなぁ

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取り付きにて準備中


仕方ないので”化物岩・左ルート”に取り付く。




[1P目:トップ/Kミヤマ]

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22223654.jpg

雪が少なくてほぼドライツーリング。

氷の張ったクラックにキャメ#0.5#0.75

ビミョーなプロテクションを取り

チョックストーンを乗越して露岩にスリングをタイオフしてビレイ。


季節外れの暖気のお陰でアプローチで汗をかいたが、

それでもフォローをビレイする間

DASパーカを着なくても平気な程暖かい。


元気な若者二人も意気揚々と登って来た。





[2P目:ほぼコンテ]

平らな雪稜を歩く。下でお茶をガブ飲みした所為か?

黄色い雪を其処ら辺に作ってしまう。

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オジサンはトイレが近いノダ



[3P目:トップ/Kミヤマ]

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22243884.jpg

今回はビレイアンカーからそのまま浅い凹角の“右ルート”に入る。

ゼロピンを取ってから中々プロテクションが取れず、

ジリジリとランナウト。


山谷には“所々に残置がある”って書いてたのに

探すの下手なのかなぁ?

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22264334.jpg

落ちる気はしないものの、

流石にちょっと気持ち悪いランナウトになって来た所で

ボロハーケンを見つけクリップ。

「でもコレは落ちたら抜けるだろうな」と思いつつ、

仕方ないので先へ進む。

徐々に雪壁になってくるが、

グサグサでアックスの決まりも悪い。


何とか凍土を掘り出し、

イボイボがバチ効きしてくれたので漸くホッとした。



ここで一瞬ガスが開けて冬のカミホロが姿を見せてくれた。

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22253153.jpg

VIVA! KAMIHORO VIEW!



壁の傾斜が緩くなって来くると、

目先には遂に念願のハイマツの姿が!!


「あそこまで行ってビレイしよう」と思ったが、ロープ一杯。

仕方なく雪を掘り返して支点になりそうな物を探すが、

中々良いのが無い。


結局凍土にワードホッグで支点を作ったが、

この時期は凍土も硬さがまちまちなので、

バチ効きの所を探すのに少々手間取ってしまった。


VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22272010.jpg
3P目終了点にて




[4P/トップ:Iズミ]

此処まで来ると後は斜度のない雪稜を登るだけ。


目的のハイマツが近い所為か、

この世の生き物とは思えない猛スピードで、

四つん這いのIズミが駆け上がって行った。

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22260488.jpg

うぉぉぉぉぉぉ!!






そして遂に念願のハイマツ地帯到着!


今回、我々は時短を狙って幾つかの進み方を検証してみました。

.

.

.

(1) 忍者型:右足が沈む前に左足をというアレです

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・長所:下山が少し早いかもしれない

・短所:埋まったら足首を捻りそうだ





(2)ベリーロール型:歩かず転がる

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・長所:下山が少し早いかもしれない

・短所:目が回って吐きそうになるよ




結論

どちらもオススメしません。

(怪我しない様に安全確実に下って下さい)




下山後は旭川市内の“いちりん亭”

身体に優しく美味しいご飯に舌鼓。

VIVA! HIGH-MATSU !  (カミホロ化物岩左/右ルート)_d0198793_22263320.jpg
身体に沁みました〜美味しかったです!


思い出って不思議と辛い場面の方が記憶に残るものですよね。

初冬ならではの状況判断も勉強になった山行となりました。



以上、社内では比較的マイノリティ、

クライミング好きスタッフ達の珍道中でした。


…と言う訳で今回の1曲は[UFO:Loud Minority]


(長文に最後までお付き合い頂きありがとうございました)


文責 白石店:Kミヤマ







by shugakuso4 | 2022-12-01 23:12 | 自然遊びレポ