本格的な冬将軍の訪れを機に、連休が出来たので
神居古潭ドライツーリング(Dry Tooling)シーズンインして来ました。
ドライツーリングとは勿論表題の様な意味では無く、
詳しい説明は北大店のあさきさん・タブチさんの書かれた以前のブログをご参照下さい。
”アプローチ”
「未知なる世界へようこそ…」
そんな訳で久々の神居古潭ですが、やっぱりシーズン初めは怖さが首をもたげます。
いや、シーズン中も基本は怖さとの葛藤なんですが、
何故かそれでも人は岩に向かうのです。
つくづく「奇特な趣味に手を出してしまったものだ…」と思う事しきり…
でもヒリヒリするから病みつきになるのかも?
そんな私を尻目に、初日の岩場には強い知人友人達も来ていました。
いつも何でもスマートにサラッとこなしてしまう”塾長” 「ワッカ:M10」
前日に「斬鉄剣:M11+」を見事RP(完登)したAACHのOB、N君 「カンナカムイ左:M10」
私も昨季RP出来なかった宿題の「斬鉄剣」に少し触ってムーブ(動き)を確認できました。
初日を終えて夜は旭川泊。神居古潭ドライで冷えた身体はやっぱり”お風呂”ですね。
今回はこちらの「湯らん銭」でポカポカに温まりました。
2日目は私の所属する山岳会の方々と。
神居古潭はルートによっては時期によって氷の結氷状態が変わり、難易度が変わったりします。
最初は比較的初級向けの「カンナカムイ/M9」にTR(トップロープ:慣れていない人用に上から垂らされたロープ)を張るべく取り付来ました。
ハング(抱き合う事では無く、被った強傾斜の岩壁の事)下は
ベルグラ🌹
(あの少女漫画の金字塔”ベル〇イユの薔薇”では無く、”薄氷”の事)
に覆われて脆い上にホールドが氷下に埋まっていていつもよりややシビア目。
それでも1昨年ドライツーリングを初めた時は「こんなの一生登れん」と感じたこのルートが、
その後色々なルートをRPして久々に触ってみると、何だか大分楽に感じる様になっていて、
お陰で少しは成長を感じる事もできましたよ。
「カンナカムイ:M9」を登るSさん「カンナカムイ:M9」を登るFさん
最後に再び「斬鉄剣」をトライして終了。
ドライツーリングは1便の時間が長いので、陽の短い今時期はあまり回数トライできません。
「斬鉄剣:M11+」
中々目にする機会の無いジャンルかもしれませんが、
こんなアクティビティもあるんだって知ってもらえたら幸いです。
「またつまらないブログを書いてしまった…」by石川五〇衛門
今季は出口(RP)を見出したい…という事で今回の1曲はコチラ
お読み下さった方々ありがとうございました。
文責:白石店/Kミヤマ