こんにちは!北大店あさきです。
まずは、ご報告になります!
この度、「ヒマラヤキャンプ」に参加させていただくこととなりました。
秀岳荘に勤めて3年目になります。
今シーズンもたくさんの大自然を満喫しました。
斜里岳北壁登攀
冬季カミホロ
層雲峡アイスクライミング
ウェンシリ岳沢登り 氷のトンネル沢
富良野岳原始ヶ原〜旭岳 1泊2日縦走装備
大学で登山と出会い。社会人になりクライミングと出会い。
山の楽しみ方が広がり、この2年間秀岳荘と山を通して、たくさんの出会いがありました。
そして、広がる山への楽しみ方。
休みのほとんどは山で生活をして、仕事が終わればクライミングジムに通い、いつしか山に貪欲になる自分。
いつか、海外の大きな山8000m峰に登りたい。
それが憧れへと変わっていました。
ある日、
8000m峰が幾つも連なるヒマラヤのことを調べていたら
日本で最も歴史のある『日本山岳会』のサイトにヒマラヤキャンプのページを見つけました。
これは、チャンスだ。
条件も満たしてる。
すぐさま応募した。
そもそも、「ヒマラヤキャンプ」とはなんだろう
という方のために
ヒマラヤキャンプとは、2015年〜登山家の花谷泰広さんが始めた若手登山家育成プロジェクトです。
メンバーは、ヒマラヤや海外登山の未経験者あるいは経験が浅い20~30代を対象に公募 します。
約1年間かけて、ミーティングやトレーニング山行を重ねチームを作り、ヒマラヤ6000m 級の未踏峰を目指します。
-花谷泰宏さんのご紹介-
1976 年、兵庫県神戸市生まれ。幼少より六甲山に登り、登山に親しむ。
1996 年信州大学在学中の二十歳の時に、ネパール・ヒマラヤ のラトナチュリ峰(7035m)を初登頂して以来、足繁くヒマラヤ等の海外登山を実践。
2012年のキャシャール峰(6770m)南ピラー初登攀し、
その功績により 2013 年に、登山界のア カデミー賞といわれる第 21 回ピオレドール 賞、第 8 回ピオレドールアジア賞を受賞。
2015 年からは若手登山家養成プロジェクト「ヒマラヤキャンプ」を開始し、次世代の登山者たちとヒマラヤ登山を行う。
花谷さんは、ヒマラヤキャンプのお話ししてくださいました。
ヒマラヤキャンプは、経験の場所だということ。そしてそれを継続すること。
自分たちで、飛行機のチケットからルート構築などなど1から作り上げて、未踏峰に挑戦する。
登れるか登れないかは問題ではなく、その経験が連鎖して一つの登山文化として継承される。
ヒマラヤキャンプ後もその経験が次の世代へと継承される。
素晴らしく感動しました。
私も、いち秀岳荘のスタッフとして、ヒマラヤキャンプのメンバーとして
日本の登山文化に貢献したいと改めて実感しました。
今回、そのヒマラヤキャンプの新規メンバーの顔合わせミーティングとして、
山梨県北杜市にある『LOKU BOKU』さんにお邪魔しました。
ボルダリング、ロープ可能
平日なのにたくさんのお客様で賑わっていました。
学校を改装してできたクライミングジム
内装がとにかくオシャレでディスプレイに魅力されました
クラックのジャミング(フィンガー)練習も可
スラブ壁からオーバーハングまで多様なルートがあって面白かったです!!
本来、小川山でフリークライミングをしながら交流するはずでしたが、あいにくの悪天候。
急遽決まったインドアクライミングでしたが、むしろ顔合わせにはとても良かったです。
新規メンバー、先輩メンバー同士、ゆっくりクライミングをしながらお話もできて交流できました。
僕は、この課題に苦戦していました。
花谷さん。さすがすぎる。あっという間に攻略。
スラブ壁のバランスとパワーを上手く使った課題でした。
僕は、身体も硬くて、バランス系やムーブを試行錯誤する動きがとても苦手です、、、
手汗っかきなので、スローパーも避けたいところ、、、
登れない僕のために必死にホールドを磨いてくださる
2023年メンバーで現リーダーの金子さん。
先日、山ヤの憧れ、あの谷川岳の『三スラ』を登ってきたとか、、強くて優男すぎます。。。
写真提供は、日本アイスクライミング会トップクライマーの門田ギハードさんのカナダ遠征をサポートした
2023メンバーでカメラマンの石川さん。
写真が全て美しい。歩荷もクライミングもなまら強い。
ついこの前、アメリカレッドリバーゴージュのクライミングtripから帰国したばかりの
2023メンバー寺田さん。
登るムーブの一手一手がとても綺麗で美しかった。世界各国の岩場を駆け巡っている。
後ろは、あのエルキャピタン
北海道から出た経験すらあまりない私からすると
先輩メンバー3人は、僕の知らない世界をたくさん知っていて、ますます面白いと感じました。
経験値が足りなさすぎる。そう実感したと同時に湧き出てくるワクワク感がもの凄い刺激となりました。
他の新規メンバーとの交流もとにかく刺激的で楽しかったです!!ご紹介したいことばかりですが、
このお話は、また次回以降のブログで!
ついでに、前日、まだ雪の残る富士山にトレーニングしてきました。
コースは、1番標高差のある御殿場コース
前半は永遠と続く、じゃり道にやられました、、
7合目からは、アイゼン歩き
落ちたらただの怪我ではすみませぬ。
山頂独占
素敵な雲海が広がり、下界は曇り〜雨
いい感じに高所トレーニングにもなったかなぁ
日本一の高さにある氷瀑
繋がってないサミットフォール
いつか登りにくる。
※今の時期は、まだ山開きされていません。大変危険ですので、冬山の知識がない方は絶対に登らないでください。
今後も、ヒマラヤキャンプでの山のトレーニングの様子や近況報告を随時ブログにアップしていきたいと思います。
ヒマラヤキャンプの活動の応援をどうぞよろしくお願いします!!!!!!
次回つづく
北大店 あさき