パタゴニア紀行③エルチャルテンEl Chalten前半
2023年 05月 05日
1/27崖登り1回目、クライミングエリア散策、ラフティング
1/28セロトーレ Cerro Torre、日本人クライマーさんと出会う
1/29崖登り2回目、クライマーさんたちとランチ会、食事当番
<El Chalten>
カラファテから北へ約220km、バスで3時間、フィッツロイ山域の直下にある町です。町の周辺には岩壁やボルダーが点在していて、気軽にクライミングができます。ロープ、ハーネス、シューズ、クラッシュマットなどは町に数件あるアウトドア用品のレンタルショップで借りることもできます。
やはり風は強かったです。ほとんどの道が舗装されておらず、風が吹いたり車が通ったすぐ後には砂埃が舞い、服が一瞬で砂まみれになることも度々ありました。コンタクトレンズの方は辛いと思います。
「パタゴニア」=「クライミング」のイメージも強いかと思いますがそれだけではありません。ハイキングやキャンプも楽しめますし、釣りやラフティングもできます。
ここエルチャルテンはフィッツロイ岩峰群へのトレッキングルートの起点となっていて、各国からきたハイカーで賑わっていました。トレイルを歩いている時にはスペイン語の他に英語やフランス語のような言葉も聞こえてきました。ただアジア系の人はあまり見かけませんでした。
私たちは1/26~2/2(七泊)の滞在中、天気の良い日を見計らってセロトーレやフィッツロイの近くまでトレッキングしました。
1/27
5:10起床
朝食:アパートで準備してくれたパン、焼き菓子、ヨーグルト、オレンジ、卵、オレンジジュース
7:05 町の東側にあるロッククライミングエリア観察[地図上の黄色のルート]
クライミングルートを探しながら歩きます。
足元にある丸い形をした植物がモコモコで気持ちよさそうですが、
実際に近づいてみると一枚一枚の葉っぱの先が尖っています。
歩いているとこれが脚に刺さって結構痛い。
急な斜面を登り終わると見晴しの良い高原に出ます。
昨日に引き続きフィッツロイのてっぺんは雲に隠れていて全体が見えません。
しばらく高原の上を散策していると、
浮いているように見える変な形の岩を発見。
エルチャルテンの町や傍を流れる川の流れを一望できます。
川Rio de Las Vueltasを眺めながら一服
日本からこだわりの豆を持ってきてくれたMshkさんがコーヒーを入れてくれました
川を眺めていると、見て!ラフティング!このあと乗るやつだ!
午後からのラフティングを楽しみにしながら下っていると、
あっ、何かいる!
フクロウだ♡ モコモコで可愛い♡
ロッククライミングできそうなルートも見つけれて、
クライミングギア無しでちょっと登ってみる
12:00一旦帰宅
昼食:帰り道沿いにあったパン屋さんのパン、スコーン、クッキーとオレンジ
13:00-16:20ラフティング
一人17500アルゼンチンペソ クレジット払いだと19500アルゼンチンペソ
16kmを二時間で下るコース。天気曇り 水温7℃ 気温12℃ 船が押されるくらいの強めの風あり 難易度クラス3(少し上級レベル)
地図上の黄色のルートをラフティングで下り、お迎えに来た車で黄緑のルートを戻ります。
船頭のLoliさん(写真右から三人目)がとても面白い。
参加者はMshkさん、小山田、宮崎の他にアルゼンチン人のカップル2名(写真両端)で全員で6名で一艇に乗ります。
小山田と宮崎は今回がラフティング初体験。
ラフティングボートに乗り込む前にLoliさんが掛け声(FORWARD, BACK, CELEBRATEなど)とそれに合わせたパドルの動かし方、注意事項などをスペイン語と英語の両方で説明してくれました。それでもしっかり理解出来なかった部分はMshkさんが解説してくれました。
コース序盤はなだらかな流れ。まずみんなで自己紹介(名前、どこから来たか、職業)。その後徐々に落ち込みが現れてきて、Loliさんに指示されて先頭に座ったMshkさんと小山田は何度も水をかぶりました。
船着場からの戻りの車の中で、お菓子と温かいマテ茶を振る舞ってもらえました。身体が冷え切っていたので有り難かった~♡
帰りにスーパーで日清カップ麺購入:780アルゼンチンペソ
日本からこんなに離れたところで、日本のメーカーのカップ麺が売られていることに驚きました。
18:30夕食:日本から持ってきた調味料で作ったカレー、サラダ
1/28
5:00起床・朝食
外はまだ暗い
7:00-16:00セロトーレ Cerro Torre(“Cerro”とは“山”という意味)へ向かってみんなで出発
往復で約18km 標高差250m 地図上で水色のルート
歩き始めて少しして、あっ!何かいる!
野ウサギ発見♪結構大きい!
ルート上の分岐点には看板が立っていて、迷わずに進んで行けます。
この日はずっと風が強い日でした。
風は厄介です。
時折ビュッと特に強い風が吹いてよろけたり倒れたり帽子を飛ばされたり、
開いた地図は風に舞ってびりびりに破れたり、
風で飛ばされてきた砂埃がくっ付いて顔面が真っ黒になったり…
散々風に振り回されました。
デアゴスティーニキャンプ場を少し覗いて、
10:50トーレ湖 Laguna Torre 湖畔着
到着した時は雲で隠れていましたが、
少し待っていると雲が消えてセロトーレの頂上まで全体が現れました。
右の方の鋭くとがっているのがセロトーレ
強風の中、写真撮影
湖の淵に流れ着いた氷河のかけら
町へ戻る途中、景色が綺麗過ぎて何度も振り返ります。ずっと見ていたいほどのきれいな景色。
すぐに帰るのがもったいないので、途中の絶景ポイントでお昼ご飯を食べることにしました。
昼食:昨日スーパーで見つけた日清のカップラーメン、ジャムサンドイッチ
帰宅後はランドリーへ洗濯物を預けて(Wash& Dryで一籠2000アルゼンチンペソ、混み具合によるが4時間~6時間くらいで仕上がるみたい)
それから町へお土産物を探しに♪
町に数件しかない土産物店の中を歩いていたら、
「日本の方ですか?」と理解出来る言語で話しかけられて一瞬耳を疑う。
振り返ると日本語を話すアジア人≒日本人だ!この町に来て初めてメンバー以外の日本人に出会えました。
色々話を伺うと、カラファテでiPhoneが買えるところがあるかを知りたかったそうで、なんでもフィッツロイを登っている時に落としてしまったよう。
お二人はO-krさん(有名クライミング用品店勤務)とKmnさん(秀岳荘が大変お世話になっている代理店に勤務)でした。
いつかフィッツロイを登ってみたいと思っている小山田が連絡先を交換。
アパートに戻り、夕食の時にお二人をアパートへ招待することを思いついてメンバーに相談→みんな快諾で、クライマーさんたちをお誘い→成功!
明日お昼ご飯を一緒に食べる事になりました。
夕食:春雨丼、コンソメスープ、サラダ、リンゴ
1/29
4:40起床
喉元が赤い、ユニークな鳥を見つけた
7:00-11:30東側の崖登り、北側から下る。
小山田、K-yさん、Ymgtさん、Hrさんと宮崎の5人。
帰る途中で昨日O-krさん&Kmnさんに教えて貰ったアウトドアショップへ行き、フィッツロイのトポ本を購入。
13:00-15:30クライマーさんお二人をお招きして、全員で9名でお食事会
昼食:和風パスタ、サラダ、ピザ
フィッツロイ登攀時の状況、ピッチ数、グレード、日本から持ってきたクライミングギア、この滞在での登攀計画や予定している他のルート、小山田が登れそうなルート等をお伺いしました。
お見送りついでにクライマーさん達が滞在しているキャンプ場を見学させてもらえました。
17:00帰宅、炊事当番に当たっている宮崎、小山田、Abさんの三人と、Y-kさん、Mshkさんも手伝ってくれて、5人で夕食準備
夕食:鶏肉のシチュー、サラダ、ガーリックトースト
白石店ウェア売り場宮崎、白石店登山売り場小山田(③は主に宮崎が記述)