パタゴニア紀行⑦パイネ国立公園“W”トレイル二日目Mirador Britanico
2023年 05月 05日
2/6 “W”トレイル二日目[地図の赤色の点線トレッキング]
パイネグランデ Paine Grande キャンプ場→
キャンプイタリアーノCampamentoItaliano→
Mirador Frances→
Mirador Britanico→
CampamentoItaliano→
キャンプフランセス CampamentoFrances
距離21.6㎞ 高低差900m
6:15
薄暗い中パイネグランデ PaineGrande キャンプ場出発
炊事棟は7時か7時半にならないと開かないので、軽く行動食のみを食べて出発。周りのテントはまだ寝ている人が大半でした。テントやシュラフ全てを入れたザックは少し重い。朝は少し寒いですが、思っていたほどではありません。早朝はまだすれ違うトレッカーも少なく歩きやすいし、爽やかな空気で気持ちがいいです。
朝日で山々が徐々に照らされていく
高さのあるちょっと怖い橋
コーヒー色の岩山が特徴的で『パイネの角』と呼ばれるクエノス・デル・パイネCuernos del Paineが徐々に近づいてきます。6つの峰からなる特徴的な山容を持つ山で、大きなお城の様な人を寄せ付けないような圧倒的な威容でこのパイネトレッキングでも強く印象に残りました。
黙々と歩いていたら、先頭を歩いていた小山田がいきなり驚いた。
えっ何?どうしたの?
あれ?わぁ♡ YOUじゃん!!
覚えてますか?
パタゴニア紀行ブログ④の1/31にスシア湖で出会ったあのピンクキャップYOUです。まさか国境を越えたこんなところで会えると思わなかった!YOUもパイネに来てたんだね。
彼は私たちとは逆の方向からWトレイルを歩いて来たそう。何というご縁♡
もし彼が私たちと同じ方向から歩いて来ていたならすれ違うことがなく、きっと会えなかったでしょう…。
しかもあの時小山田が置き忘れてきたグローブを持ち歩いてくれていて(しかもちゃっかり着用もしてたらしい(笑))、返却してくれました。
9:20キャンプイタリアーノCampamento Italiano着
パイネグランデからここまでで7.6㎞
湖から少しずつ離れてやがて森の中に小さな建物が見えてきました。ここが、キャンプイタリアーノCampamento Italianoです。このキャンプ場は現在はブリタニコMiradorBritanicoへ向かうトレッカーの休憩ポイントとして主に使われている様でさほど大きくありません。トイレはありますし、水の補給は可能です。
軽く休憩後に荷物デポ。建物横に設置された棚はデポされたリュックで満杯状態でした。
9:45 キャンプイタリアーノからMirador Britanicoへ向かって出発
この区間往復11㎞ 標高差780m
イタリアーノからは左右が山に挟まれた谷間につけられたトレイルで徐々に山の奥に奥に進むような感じです。この見晴らし台からはパイネ・グランデの西面が間近に見れて時折雷のような地響きとともに上部の氷河が崩落し、じっと待っているとその様子を見ることが出来ます。
Mshkさん、Hrさんは写真をゆっくり撮りながら行くという事でここで引き返しました。
高低さのない気持ちよいトレイルを進みます。木々の中を通る事が多く、風も強くない。
12:30 Mirador Britanico
さらに進み、森を抜け最後は急斜面を登りきると、360度の展望が広がるブリタニコ見晴台Mirador Britanicoです。大きめの岩が積み重なっていて、先に到着していたたくさんのトレッカーがその岩の影で休憩していました。山に囲まれた谷間にある展望台。谷間には山の氷河から流れる小川が流れ、緑の森が広がりますが、その谷を囲む山はどれも高く険しい山々が連なっています。素晴らしい景色に感動しました。
霧雨のような雨が降りましたがキャンプ場へ戻る途中、氷河の山を見ながら小川のほとりで昼寝。贅沢で幸せな時間。
15:18 イタリアーノキャンプ場到着、荷物を回収して出発
15:43宿泊場所:キャンプフランセス Campamento Frances到着
イタリアーノからフランセスまでは3km
とても綺麗なトイレとシャワー室。でもシャワーの温度にムラがあるので要注意。
先についていた二人はすでにテントを張り終え、Mshkさんは気持ちよさそうにお昼寝していました。テントサイトは森の中の結構急な斜面にあり、一区画ごとに板張りされています。できれば早めにキャンプ場に到着して、炊事場やトイレに近い区画を選んだ方が便利です。ちなみに、小山田、Mshkさんはそれぞれ一人テント、宮崎とHrさん二人では一つのテントを使いました。テントはレンタルもありますが、今回は使い慣れた自分たちのテントを日本から持ってきました。キャンプサイトの下に受付の小屋があり、下に向かうとシャワー棟が併設されたトイレ、さらに下に向かうと湖沿いにロッジがあり、その横には売店を兼ねた小さなバーがありお酒も飲めるようでした。
強い風で巻き上げられて、湖面に水煙が立つ
夕食:アルファ米とスープ
シャワーを浴びてすっきりした後はシャワー棟の横にある火気使用OKの休憩スペースにて4人で食事。頑張って歩いた自分たちのご褒美に売店でポテチとワインを購入。売店ではクレジットカードが使えました。
白石店ウェア売り場宮崎、白石店登山売り場小山田