パタゴニア紀行⑩チリ・プンタアレーナス、サンティアゴ観光→帰国
2023年 05月 06日
プンタアレーナスPunta Arenas→サンティアゴSantiago
2/10サンティアゴ観光
2/11サンティアゴSantiago→2/12フランス・パリParis
2/12パリ→2/13日本
2/9
いよいよこの楽しい旅の終わりも見えてきました。
この日はプエルトナタレスから南のプンタ・アレーナスへ移動し、その町はずれにある空港から飛行機でこの度最後の街、チリの首都・サンティアゴに向かいます。
4:00頃起床
朝食:ヨーグルト食べ比べ、カップ麺+フリーズドライ野菜
フルーツもそうですが、ヨーグルトもスーパーには色々な種類があり、美味しかったです。
6:00頃タクシーでバスターミナルへ
4日前に着いたときは夜だったのであまりわからなかったが、このバスターミナルはパイネ国立公園やアルゼンチン行きの長距離バスが発着するのでかなり大きい。バスの時間までだいぶ早く着いたので人影まばらなバスターミナル内をぶらぶらして時間をつぶす。まだ売店も開いてなかったが、やがてスタッフが来て売店やバスの受付窓口が空きだすと大きなザックを持ったハイカーや旅行者が続々とやってくる。
6:45-10:00プエルトナタレス→プンタアレーナス国際空港Aeropuerto Carlos Ibanez del Campo(PUQ)へバスで移動
この旅最後の長距離バス移動。パタゴニアでは10回程度長距離バスに乗ったが、これはあらかじめAbさんが代理店を通してすべて予約してあり、eチケットも送られてきて座席も予約済みだったのでスムーズに乗ることが出来た。現地ですべて手配するのはかなり大変だと思われる。ちなみにタクシーは現地で手配しなければならず、その担当だったが小山田と宮崎。はじめはなかなか大変でしたが、旅も後半になると片言の英語で通じることとスマホで地図を出せば何とかなることが分かり、後述の最後の最後以外はスムーズに手配することが出来た。
プンタアレーナス空港は市内から20㎞ほど離れたところにあるこじんまりとした小さな空港。それでも国際空港であり、国際線の発着もあるようです。飛行機の搭乗時間まで4時間ほど。小さな空港の中で、遊ぶにも散策するのにも直ぐに飽きてしまった僕らは…
10:45-13:00プンタアレーナス市内観光
プンタアレーナスはあのマゼランがかつてこの南米を新大陸として探検航海した時代にこの地方の中心として栄えた歴史を持つ街。そんな街を一目でも見たいとMshkさんから提案があり、それに飛びついたのは小山田、宮崎。
空港前にいたタクシー運転手に「13時までに戻って来なければいけないが市内観光をしたい!」とポケトークで交渉し、プンタアレーナス特急観光へ!
空港から10分ぐらいで海が見えてくる。これがマゼラン海峡!一気にテンションが上がる3人。いつかこの海峡の向こうにある南極にも行ってみたい。
大型船が浮かんでいる
そしてプンタアレーナスの市内へと向かう。小さいが歴史を感じる教会や博物館が立ち並ぶ街並みは宮崎駿の『魔女の宅急便』を思い出させる。
街の中心部にある公園にはMshkさんが見たかったというマゼラン像
14:35-17:55プンタ・アレーナス国際空港 Aeropuerto Carlos Ibanez del Campo(PUQ)→サンティアゴ Santiago/アルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港 AeropuertoInternacional Arturo Merino Benitez (SCL)
いよいよ最後の街、サンティアゴに到着!空港内のタクシーカウンターでスペイン語しか通じないスタッフに粘り強く交渉。
18:45中型タクシー二台で市内へ
宿:LastarriaHotel&Aparts チェックイン
旧市街にある小綺麗なアパートタイプホテルが最終宿。
<サンティアゴSantiago>
700万人近い人々が暮らす南米を代表する大都市です。空港もプンタアレーナスと比べると段違いに大きいし、街も当然大きいです。とにかくどこに行っても人が多い。熱気と活気がある街。旧市街の大きな通りには人が溢れ、露店が立ち並ぶ。
人数の関係から6人ずつ二つのホテルに分かれました。それぞれのホテルは歩いても5分ほどの距離、僕らはオートロック機能の付いた『LastarriaHotel&Aparts』というとても綺麗な新しいホテル。さらに女性4名と男性2名の二部屋に分かれました。
20:30~23:00頃 Ttmさんとバスク料理店で会食
Abさんや他のメンバーの知り合いであり、サンティアゴに在住しているTtmさんにお会いしました。
市内の高級レストランで美味しい料理までごちそうになった上に、ご自宅にも招いてもらって美味しいお酒も頂きました。Ttmさんはもう何十年もサンティアゴで働いており、スペイン語もペラペラ。事前にお勧めの観光スポットを教えて頂いたりと、最後の最後まで非常にお世話になりました。
2/10
サンティアゴ観光の一日。出発前から『地球の歩き方』やwebなどで見どころを調べたりしていたので、この最終日はちょっと楽しみにしていました。地球の反対側まで来たのですから最後まで楽しまないと!
8:00出発
アパートのレセプションで観光マップをもらい、換金場所など聞く。市場はすごい人で非常に混んでるので歩きながらスマホを見ないようにと注意を受ける。
この日は基本的にメンバーそれぞれ個別行動。Wi-Fiが通じるところではお互いどのあたりにいるかなど連絡を取り合いました。朝こそ少し涼しかったですが、日中は30度くらいで日差しも強かったです。
市内は大きくて立派な建物が並びます。
アルマス広場を通って中央市場とベガ市場へ。観光客が多い中央市場に比べ新鮮な魚介類や果物、雑貨屋などなんでも揃うベガ市場はとても大きく、多くの地元市民でごった返していました。
換金してチリペソを手に入れた後は市場でフルーツ、屋台で焼き鳥やジュースを買い食いしたり、帽子を忘れた僕は露店で帽子を買ったり…。
教会
何だかよく分からないが気になった飲み物を買ってみた。甘めのお茶の中に、果実の甘露煮のような物と、パラパラした穀物のような物が入っていた。
ケーブル鉄道に乗ってサン・クリストバルの丘へ上がる。ケーブルの料金は観光客価格で少し高めに設定されていました。近くに動物園もあり、子供向けのお面が売られてました。
丘の上から見下ろしたサンティアゴ市内はスモッグがかかっていて霞んでいます
昼食:ハンバーガー
川に入って遊ぶ野良犬
市内を網羅している地下鉄に乗ってみる。赤い菱形が三つ横に並んだマークが地下鉄の目印。
乗車中は停車駅の名前のアナウンスを聞きとるのに必死。
国立自然史博物館。入館料は無料でした。展示物の説明はスペイン語で書かれていて理解できないのですが、無料で提供されている英語の音声案内をダウンロードして聞くことができます。
鉄道中央駅&ショッピングモール
モネダ宮殿
道端に座っていたお母さんと小学生くらいの娘が売っていた手作りのチマキのような食べ物を買ってみた。言葉が通じないのでどんな食べ物かも尋ねられず、値段も理解出来ない。持っている紙幣を見せてそこから取ってもらう。開いてみるともち米でできたようなお餅に似た食べ物だったが美味しかった。翌日Ttmさんに聞いてみるとトウモロコシで作られた食べ物だった。
夕方のアルマス広場。人々が集い、楽器の演奏に合わせて大勢で歌ったり、ピエロがパントマイムを披露していた
中央市場周辺の露店でイカのからあげ
地下鉄のシステムもよく分からないままに乗り、朝から暗くなるまで最後はちょっと疲れましたが、書ききれないほど色々歩き回り楽しい一日でした。
2/11㈯
7:30朝食:フルーツ、トマト、クラッカー
前日市場で買い込んだフルーツや野菜で食べきれないほど豪華な朝食。
ヨーグルトだと思って買ったけどチョコムースだった。でも美味しかった。
!ここでトラブル発生!
その日の朝にホテルの受付ですぐタクシーを手配できると思っていたのに、6名分かつ週末で朝という事もありなかなかタクシーを予約できず。Uberの配車サービスを検討するが既に使い果たして手元に残っていないチリペソしか使えず難航、道路で流れているタクシーを捕まえるにしても上手く捕まえられるか分からず、そうこうしているうちに出発時間が近づいてきて…困り果てて別のホテルに滞在していたAbeリーダーに泣きつく→結局、お見送りに来てくれていたスペイン語ペラペラのTtmさんのご尽力で何とかタクシーを手配してもらえました。日本の感覚で、タクシーはすぐに予約できるものだと思い込んでいたのが甘かったと大反省。
本当は早めにタクシーの手配を済ませてから近くにあるサンタ・ルシアの丘へ行こうと思っていたのに、時間オーバーで行けませんでした。
10:00 LastarriaHotel&Apartsチェックアウト
Abさんたちのホテル前移動し、タクシーに乗って空港へ
14:00サンティアゴのアルトゥロ・メリノ・ベニテス空港(SCL)→パリ
ついに長かったパタゴニアの旅も終わり。もっと長く旅をしたい気持ちと日本に帰りたい気持ち、それぞれ色々な気持ちで長い長い帰路に着きました。
2/12 7:48(フランス時間)
フランスのパリParis/シャルル・ド・ゴール国際空港Aeroport de Paris-Charles-de-Gaulle (CDG)着
昼食:空港内のカフェで購入したキッシュ、サラダ、スープ
相変わらずパリの手荷物検査場は大混雑。とても時間がかかる。今回もまたも荷物がチェックにひっかかったメンバーはさらに時間がかかる。この旅では空港での手荷物検査でナイフ2本を没収された・・。
目の前のモニターで今どの辺を飛んでいるのかが分かります
2/12 11:45パリ発→日本時間2/13 8:40成田空港着
30時間にも及ぶ長いフライトの末に帰国。入国審査も税関もすんなり通過。ここで千歳空港に向かわないメンバー二人とはお別れ。
13:00羽田空港→1435千歳空港着
3週間ぶりの北海道。雪景色がなんだか懐かしい。それぞれ荷物を受け取り、解散!
<美味しかった食べ物>
・ビール・ワイン・牛肉・ラム肉・ヨーグルト・チーズ・バナナ(エクアドル産)
<持って行って便利だったアイテム>
・地球の歩き方(観光ガイド本)・ポケトーク(翻訳機)・ジップロック・各サイズのビニール袋・濡れティッシュ・カラビナ
<困ったこと>
トイレが大変でした。
まず公衆トイレが見つからない。公園にも無い。お店の中のトイレは使わせてもらえないことも多い。
運よく使えるトイレが見つかっても、トイレットペーパーが無い、ドアに鍵が付いていない、水の流し方が分からない、流れ難い又は流れない事もありました。用を足す前にこれらのチェックが必要です。
チリでは公衆トイレを見つけやすかったのですが、大抵は有料。でもトイレットペーパーは備わっているし、故障していることもほぼありませんでした。
《さいごに》
出発前の準備を含めて本当に楽しく充実した旅でした。メンバー全員、とくにボス的存在で色々と手配・調整してくれたAbeさんには深く感謝です。また長い休暇を頂き、負担をお掛けした秀岳荘の売り場の皆さんにも感謝いたします。初めての南米、パタゴニアはとても刺激的でした。パタゴニアはトレッキング、クライミングも含めて色々な楽しみ方が出来るところでした。
白石店ウェア売り場宮崎、白石店登山売り場小山田(⑩は主に小山田が記述)