北大店あさきです。
前回に引き続きヒマラヤキャンプ第3弾
ヒマラヤキャンプについてはコチラを参考にしてください。
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今回の行程は、4日間!!
1日目 八ヶ岳アルパインクライミング
2日目 佐久志賀クライミングエリア(長野県)
3日目 小川山(長野県)
4日目 小川山
ひたすら壁に登り続けた4日間となりました。
DAY1
八ヶ岳(大同心→小同心→横岳→赤岳)
仕事を終えて新千歳空港へ直行
灼熱の東京都
毎回、この合計40㎏の荷物を担ぎ上げ、移動を走り回る
この時点でいいトレーニング
仲間と合流して、ここから八ヶ岳美濃戸山荘登山口まで
車を走らせる
なんだ、この林道は!!
車の底からは時々、ガリッとか聞きたくない音が聞こえる
午前4時、だんだんと日が昇り始めて
大同心とりつきまで歩き始める
大同心、小同心は、南八ヶ岳連峰にある横岳(2,830m)の西壁で
ひときわ目立つ2つの岩峰
冬季の厳しいアルパインルートとしても有名だ
赤岳鉱泉からも異彩を放つ
今回のメンバー:あさき、平塚(左上)、比嘉(右)
なぜか上裸の男、比嘉。
汗冷えから守るアイテム
finetrackドライレイヤーを忘れた究極の状態のらしい
なぜだろう、なぜか、上裸でも違和感がなく感じる
ザックと汗拭きタオルで隠れるところは隠れているという
赤岳鉱泉からは一般ルートから外れて
急峻な尾根を詰める
大同心
近くから見るとものすごい迫力だ
1P目 あさきリード
この経験したことのない岩質は何だろう
全てが浮石にも見えるが意外と硬い
しかし、突然と浮石もあるため注意
ハング帯を越えて直上。終了点へ
爽快なクライミングだ
2P目 平塚リード
1か所、手掛かりのホールドが乏しいところもあったが
安定感のある登り
徐々に上がる高度感がたまらない
3P,4P,5P あさきリード
このまま、雲稜ルートというルートを登る予定が、
ここからトポをしっかり見ていなかった天罰が下る。
3P目は、かなり脆いトラバースからいきなり
ホールドが無くなり
A0で突破
トライカム、カムで支点構築
4P目は、脆い凹角からオールナチュラルプロテクションでランナウトに耐え、
草付きテラスへ、灌木でビレイ
草付きを同時登攀、
5P目 いきなりキレイなボルトルートに合流。
快適な凹角を越えてロープを頂上まで伸ばす。
どうやら、後々、トポを見ると冬季の北西稜に合流していたようだ。
雲稜ルートを懸垂後、隣の小同心クラックへ
特に綺麗なクラックルートというわけでもなく
ひたすら快適な気持ちの良いルートが続いた
小同心の頂上に立った後は
横岳→赤岳の縦走
平塚氏の無限の体力にあさき、比嘉は圧倒される
赤岳方面へテクテク歩く平塚
北海道にはない、山小屋の充実性
八ヶ岳最高峰
赤岳ピーク
行者小屋を経由して南沢から下山
鹿さんこんにちわ
行者小屋
実際にロープを握って山に入らないと
分からないお互いの個々の能力
得意不得意があり、お互いを理解しあう大切さを学びました。
DAY2八ヶ岳の反対側へ移動して
佐久志賀クライミングエリア
最近トポが公開されたという
フリークライミングエリア
アプローチも車から約5分
クラック、スラブ、フェイスと様々なジャンルを楽しめる
僕たちは、お互い同じくらいのクライミングのレベルの人が
それぞれパートナーを組み
同じ課題に向き合った。
ここは、佐久志賀の看板ルート
グレード:5.11c ルート名:イエローキャット
下部のムーブとホールドがいやらしく
上部は快適だが、ルートが長いために苦戦
トライする人を応援しながら
団結力が高まる。
夜は、小川山の廻り目平キャンプ場に移動後、
お互いヒマラヤについての思いや日常的な会話をしながら
親睦を深めた。
DAY3小川山マルチピッチ
昨日、お互いのグレードが分かり
再度、同じぐらいのレベルのパートナー同士でロープを組んだ
僕らは、安定のメンバー(あさき、平塚、比嘉)
まずは、屋根岩3峰
ルート名:南陵レモンルート ピッチ数:5
1P目 あさきリード
北海道に少ない花崗岩スラブを爽快に登る
落ちたら、大根おろしの気持ちを味わえる。
2P目 平塚リード
フリクションは良い。
高度感抜群のトラバース
トラバースは、フォローも怖い
3P目 平塚リード
核心のワイドクラック
いろんなものが挟まる
何なら動けない
暑い
僕は、ワイドクラックができなくて、
フォローだが隣のフェイスに逃げる
4P目 比嘉リード
プロテクションのとれないスラブを
安定感抜群のリード
5P目 あさきリード
フェイスとクラックが混じりあう楽しいルート
プロテクションの練習に良い
屋根岩3峰の頂上
北海道にはないスケールの美しさ
次は、ルート名:トキオ ピッチ数:2
1P目 あさきリード
スラブ慣れしていないとはいえ5.10aだろ
そんな甘い考えを持っていたあさきは大苦戦
ホールドのないスラブが怖すぎた
1テンション張り、気合を入れなおしてトライ
抜け口も恐ろしく、耐えながらトップアウト
2P目 比嘉リード
恐ろしく濡れたクラックをベちょ濡れになりながら
カムでA0をきめて、気合のトップアウト
まるで、アルパイン的なルートであった。
コケが多かったり、あまり人気がないルートの様だ。
互いのメンタルが鍛えられる。
最後に平塚・あさきペアで
屋根岩2峰 ルート名:セレクション ピッチ数:7
1P目、2P目をあさき 繋げてリード
ハンドサイズの短いクラックからスラブを登る。
難しくはないがヒヤヒヤしちゃう
3P目 平塚リード
チョックストーンめがけて5mほどチムニー登り
楽しそう
4P目 あさきリード
簡単なクラック、スラブを登り
トラバース地点までロープを伸ばす
5P目 平塚リード
地味なトラバースとクライムダウンが怖い
6P目 あさきリード
このピッチがここのルートのハイライト!
ハンドサイズのクラックが横向きに走り
それを豪快にトラバース
足元は、花崗岩なのでフリクション抜群
ものすごい高度感なので、緊張感もMAXであった。
7P目 平塚リード
ハンドサイズのクラックだが
抜け口が微妙にいやらしい
ここで雨がぽつらぽつら
時刻も18時を回り
焦りが出始めるところをお互い冷静にトップまで上がる
懸垂下降で下部まで下りたころには真っ暗
朝から晩まで登り続け
疲労困憊
テントでぐったり
DAY4
最終日
さすがに4日目までくると
疲れが出てくる
この日は、小川山の有名どころを楽しもうというスタイルになった。
グレード:5.9 ルート名:小川山レイバック
グレード:5.10a ルート名:小川山物語
4日間 朝から晩まで壁と仲間と向き合った。疲れてくると小さなことだがミスが出てきたり、
お互いストレスを抱え込んだりなど
ただ過ごしているだけではわからないことが分かってくる
技術や体力はもちろんだが、
互いを理解し合うそんなトレーニングが
ヒマラヤの6000m未踏峰を成功させるカギになるかもしれないと感じた。
今後の活動も応援よろしくお願いします。
北大店 1F ウェア売り場 あさき
#ヒマラヤキャンプ