北大店あさきです。
前回に引き続きヒマラヤキャンプ第4弾
ヒマラヤキャンプについてはコチラを参考にしてください。
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今回の舞台は、北アルプス 猿倉~白馬岳の沢筋に残る万年雪
通称:白馬大雪渓
日本三大雪渓でもある白馬大雪渓は、実際、多数のクレバスが存在しています。
※夏山登山の際には、危険ですので安全のため登山道が分かりやすく
赤色で着色されているため踏み外さないようにしましょう。
ここでクレバスレスキュートレーニングをしてきました。
ところでクレバスってなぁに?という方に
(写真:竹中さん提供 ヒマラヤのクレバス)
クレバスとは、氷河地帯や雪渓にできる深い割れ目のことで、
落ちたらひとたまりもない落とし穴だ。
雪面を歩行中に滑落してこの中に落ちたり
時には、大きなクレバスが道を塞ぎハシゴをかけたり
強風や降雪によってクレバスの表面が隠された「ヒドゥンクレバス」にハマったり、
ヒマラヤの氷河歩行では、避けては通れない危険要素の一つだ。
(写真:竹中さん提供 ヒマラヤのクレバス)
(写真:竹中さん提供 ヒマラヤの氷河)
午前9時
猿倉荘出発
大学生の時にゼミ活動で来た時以来
3年ぶりだ
ここは、標高1200mを超えているが気温は30度以上
汗が噴き出てくる
駐車場は多くの登山客で賑わっている
白馬連峰が顔を出す
北アルプスにきた!という気持ち
白馬大雪渓のクレバス
今年は雪が少ないらしい
温暖化を感じるなぁ
命の水を追い求める松本さん【通称:まっつん】
雪渓の雪解け水は格別にうまい
大雪渓到着
雪渓部はひんやりした風のおかげで
先ほどの暑さが恋しくなるほどだ
準備開始!!!
まずはロープワーク
氷河上を2人以上で歩く際に必要な
チェストコイル
よくガイドさんがやってるやつ
実際、本などで見たことはあるが、
実際に実戦で使ったことがなったため、うろ覚えだった。
前日に行ったロープワークのコソ練(コソコソ陰ながら努力する練習)のおかげで
習得がスムーズだ
さらに日本を代表するヒマラヤ登山のエキスパート
花谷泰広さんから直々に学べるという
とても貴重な時間
経験値が物語る説得力は、深く頭に刻み込まれる
寒い寒い
僕は、まっつんの壁を巧みに使い
風よけを確保
次に実践
23年隊:寺田サキさんがお手本
氷河上を2人1組で歩行中
↓
後ろの人がクレバスに墜落
↓
スノーバーやピッケルなどで支点の構築
↓
救助者の荷重を支点に移す
↓
救助者の様子を伺いに行く
↓
登り返しが不可と判断。倍力システムで引き揚げ
これがシナリオだ
1番難しいのは、テンションがかかった状態で
支点を構築する作業
救助者の重みに耐えながら状態を低くして
雪面を掘ったりするのが非常に難しかった
これを実践では、落ち着いて
確実にこなさなくてはいけない。
救助者役を存分に楽しむ花谷さん
僕は、ピッケルを雪中に埋めて
支点構築
(↑あさきの作った支点。まだ少し浅い。)
23年隊の先輩方は上手くて速い
トレーニングもカメラも余裕でこなす
23年隊 石川さん(たーちん)
今回のブログの写真提供もして頂いてます。
(先輩方の作る強固な視点) 支点への安心感は、パートナーとしての安心感にもつながる
更に、マイクロトラクションやタイブロックがなかったら?
落としてしまったり、忘れてしまったり、凍り付いてどうしようもなくなってしまったり、
そんなシーンは、容易にあることだ
道具が無くてはできないのではなく
そのシステムの理屈を理解して
考え方を一昔前に戻す
それが大切だという
プルージックコードを用いた
倍力システム
やはり道具の進化は素晴らしいとともに感じるのは
昔の人はすごい
トレーニング後、メンバーとは別れて
ソロトレーニングを実践
白馬頂上宿舎を経由後
事前の天気予報では、
雷マークが付いていたので少しばかり停滞
コーラの誘惑には完全敗北
さよなら700円
本日の仮眠室
(標高2500m以上あったためにさすがに寒かった。
シュラフもダウンも無かったので、雨具着て、
足をザックに突っ込んで横になったけど一睡もできず、、、)
杓子岳→白馬鑓ヶ岳→不帰キレットの夜間歩行訓練
不帰1峰で朝日を拝んだ後に唐松岳→八方尾根
20kmくらいの行程
コマクサ
灯りの乏しい中で不帰キレットのクライムダウン、
そして重量約23kgの荷物がなかなか良いトレーニングとなった。
鎖場
↓不帰1峰からみた不帰2峰北峰
暗い中ここを通過するのが本当は一番いいトレーニングになっただろうが
この景色が見たかった欲に負けた
↑白馬鑓ヶ岳方面
↑剱岳
不帰2峰のクライミング
荷物が重くてペースが上がらない
雲の上 天空お散歩
遠くには富士山も見えた
北海道も素晴らしいけど
北アルプスも素晴らしい
ヒマラヤには一体どんな景色が待っているのでしょうか
誰も見たことのないヒマラヤの未踏峰の頂きの景色に
期待の胸が膨らみます。
(23年隊と花谷さん) 23年隊も今年の秋の出発に向けて
着々と準備が進んでいる様子。
今後ともヒマラヤキャンプの応援をよろしくお願い致します。
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