こんにちは、白石店登山売場の小山田です。
ようやく朝晩が涼しくなってきましたね。
そろそろクライミングを!と思ったのですが、漆にかぶれた手の調子が悪く
今回は少しでも秋を感じようと、
ウエアコーナーの宮崎さんにお付き合いいただき、
ボッカ訓練も兼ねて日本百名山のトムラウシ山へ行ってきました。
札幌を朝2時半に出発!
本当は山中でゆっくりテント泊したかったのですが今回は休みの都合もあり、
日帰りです。
短縮登山口には6時に到着しました。
天気予報があまりよくないこともあり、登山口の車は少なめ。
立派なバイオトイレがあるのはうれしいですね。(写真がなくてすいません)
薄曇りの中、雨が降らないことを祈りつつスタート!
徐々に急になる樹林帯を1時間ほど登ると「カムイ天井」です。
名前は立派でこんな標識もありますが、展望は残念ながらありません。
ここから右手にカムイサンケナイ川を笹藪越しに見ながら、しばらくは西側の尾根につけられた平坦なルートになります。僕が学生の頃はカムイサンケナイ川沿いい登山道がつけられていましたが、増水による事故などが頻発したのでそのルートはすでに廃止されています。
木道が敷き詰められていますが、一部はかなりドロドロなのですので要注意!
尾根上のルートから沢に一度下りて、登り返し。ここは水が取れますが、煮沸するか浄水した方が良いと思います。携帯トイレのブースも設置されていました。
沢沿いを抜けだすとごつごつした岩礫地帯となります。少し歩きにくいですが、この辺りから「ピッチ!」という鳴き声が聞こえてくるようになります。そして岩場をよく見ると・・・
いました!ナキウサギです!!かわいいですね!ナキウサギはこのような標高の高い岩場によく見られます。体長は約15cm、体重は130gととても小さいですが、氷河時代にシベリアから北海道にやってきて「生きた化石」とも呼ばれています。警戒心も強いので、あまり刺激しないようにゆっくりと静かに歩くようにしました。。。
この辺りから一気に展望が広がりますが、この日はやはり雲が広がるような空模様。時折吹き抜ける風は涼しく、暑かった夏が終わり、ようやく秋がはじまったことを感じました。
『トムラウシ公園』は小さな沼地や奇岩が立ち並ぶ台地。奥にはトムラウシが見えてきます。ここまでくるともうすぐです!
ガスガスの南沼キャンプ場。テントは二張りで少なめでした。
さあ、もう少し!最後のごつごつした岩場を慎重に登っていきます。着きました!!ちょうどスタートしてから6時間ほど。残念ながらガスでほとんど景色なし!トムラウシ2回目の宮崎さんは前回も頂上は真っ白だったようで、残念がっていました。
長い下りも時間がかかりましたが、幸い天気は回復傾向でのんびり楽しく歩くことが出来ました。
このルートは学生時代によく歩いたのですが今回は約15年ぶりと気づくとずいぶん間が空いていました・・・。今度は泊りでのんびりと登りたいと思います。
6:20短縮登山口 9:20コマドリ沢分岐 11:00トムラウシ公園 12:30トムラウシ山 17:30短縮登山口(下山)