信越トレイル 其の1
2023年 11月 24日
白石店グッズ売り場の小林です。
前回の準備編に続いて、
実際に信越トレイルを歩いたことを書きたいと思います。
1日目
雨の中、斑尾山山頂を目指してスキー場の急斜面をひたすら登ります。
札幌市民お馴染みの手稲山より急登でツライです。
山頂到着。
眺望ゼロなのでさっさと下山し万坂峠方面へ
一時的ですが雨が上がりました。
ここで転倒。
斑尾山に限らず、信越トレイル全ルートは濡れるととても滑りやすい地面になっています(粘土みたいな感じ)。
この後も何度か転び、最終日には泥だらけになりました。
滑りにくい靴とトレッキングポールは必須です。
ロングトレイルお馴染みのカウンター。
結構な数の人が歩いています。
信越トレイルの基本はブナ林。
こんな感じの景色が続きます。
本日のテントサイトの駐車場、トイレに到着。
テントサイトはこの奥の池のほとりにあります。
全身びしょ濡れなのでトイレ上の休憩所へ。
暖かいものを食べて暖をとります。
水は浄水器必須ですが、ここで補給出来ます。
濡れたものを乾かしながら就寝。
1日目は終了。
2日目
昨日とは打って変わって晴れでスタート。
もちろん乾いていない濡れた靴に足を入れて歩きます。
希望湖に到着。
ボート乗り場もあっていい感じです。
ここでもカウント。
毛無山へ向かいます。
行動食として、その土地のお菓子を買うのが楽しみなんですが、
今回は長野県の「オブセ牛乳もち」。
もちの中にマシュマロとミルククリームが入っていてめちゃウマでした。オススメです。
毛無山山頂到着。
ここ眺望無し・・・こんな山頂が続きます。
富倉峠方面へ。
富倉峠到着。
道は綺麗に整備されており歩きやすいです。
大将陣跡に到着。
その昔、上杉謙信が兵を休ませた場所とのこと。
「戦のために隊列がこの山道を歩いてたんだなあ・・」と、
歴史に思いを馳せながら歩けるのも史跡の多い信越トレイルの良いところ。
変わった形の休憩所。
ここへ来る途中に熊の糞を発見。
ツキノワグマが出没するので熊鈴など対策は必要です。
テントサイト手前の給水場所。
チョロチョロの水量なので、袋一杯になるまで15分ぐらいかかります。
完全に枯れることもあるようなので注意です。
本日のテントサイトに到着。
そんなに広くはないですが、とても綺麗に整備されています。
奥に見えるのはシェルターで、悪天候の時も安心です。
ほんと有難い。
早速テントを張って、昨日の雨で濡れたものを乾かします。
みるみる乾いて一安心。
シェルターの中はこんな感じ。
円卓の上にはハイカーが自由に記録できるノートが。
中を読むと、昨日の日付で海外のハイカーが記入をしていました。
すごい!!
どこかで会えないかなと期待しましたが、最後まで会えずじまいでした。
手前に見えるクーラーボックスはロングトレイルの醍醐味、
トレイルエンジェルによるトレイルマジック!!
トレイルエンジェルとは海外ロングトレイルカルチャーの中で生まれたもので、無償の宿泊施設や補給物資、補給場所へのヒッチハイクなど、ハイカーをサポートしてくれる人達の総称で、トレイルマジックとは提供してくれたモノのこと。
信越トレイルは海外トレイルをモデルに作られているので、ところどころにトレイルマジックの設置があります。
中はこんな感じ。基本は飲料水で、その他にもハイカーが不要になった食料なども。
先ほどの給水所の水が枯れている時はこちらのお世話になりましょう。
この後、シェルターの中で食事を済ませ、ノートに記入したり過ごして2日目終了。