秀岳荘スタッフみんなでブログしちゃいます。
by shugakuso4
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あちこち行ってみたい、
あちこち登ってみたい。
しかし、
前回のあの場所も素敵だった、
また行きたい。
と、行きたいところリストが
長くなり続けるのは
幸せなことですね。
昨年、6月末に登った定山渓天狗岳が
素敵すぎたので、
また登ってきました。
前回の課題は・・・
1. アームカバーとショーツを間違えたこと
2. マダニにくわれたこと
3. 植物の予習が足りなかったこと
特に、あのバラが何かわからなかったこと
でした。
今年も登って、あの素敵な花々に再会しつつ、
バラを同定して、
そして日焼けとマダニ対策もきちんとして
下山してやるぞ、と、
今年も登ってまいりました。
今回のメンバーは、
小野社長、入澤(駐車場整理)、
加藤・星野(縫製工場)の4名です。
昨年は、半袖で歩きたくなる気温でしたが、
今年は涼しく、全員長袖です。
アームカバーを忘れても間違えても、
大丈夫な気温です!
登山口までの林道歩きも、
再会の期待にワクワクで、
あっという間に感じます。
林道は、いかにも林道な植物たちが
目を楽しませてくれますが、
登山道に入ると、
一気に「林床の植物!」に変わります。
ズダヤクシュ 上の方には花が、
下の方は実になりかけています。
エゾハルゼミの抜け殻。
観るべきものは限りなくあり、
時間と体力は限られており。
サイハイラン「采配を振る」の采配です。かつて、武将が士気を高めるために振った采配に似ているため、この名になったとか。
ところで、定山渓天狗岳は標高1144m、体力に自信のない私には「がんばって登る」お山です。岩を乗り越え、小さな沢を渡り、ロープ場もありの斜面。息が切れて、くじけそうになりますが、ふと横をみるとサイハイラン。花に励まされてまた登って、息が上がると、そこにサイハイラン。
頑張るしかありません。
いよいよくじけそうになると、今度はエゾノハナシノブ出現!もう大休憩です。お花見をしましょう。
そして、そこに訪花しているのは、なんとアカマルハナバチじゃないですか?最高ですね・・・
気候変動が進み、山の気温も上昇するならば、こういった生態系は拡大することはなく、縮小してしまうのかもしれない。永遠にこの花々と昆虫がいるお山で在ってほしいです。
岩のゴロゴロした感じも傾斜も、決して緩やかになっていないのですが、しかし、お花を探しながらウッキウキです。頭がお花畑とは、きっとこういうこと。
おっと、エゾスズランにスズメバチが!(ひどい写真ですみません)ザックの中に入れたポイズンリムーバーが、今日は奥の方に入っているのを反省したり。
カメラを新調した加藤さんの作品。素敵ー!木漏れ日の下のコケイラン
しっかり立ち止まって、ちゃんとピントを合わせて、成果を出す彼女は素敵。
タチカメバソウも、他の場所ではあまり見ないかも…私の経験が足りないのかもですが。
そして、素敵な岩峰へ到着!お花でおおわれているー!!
ヤマハナソウおしべも花びらみたいで可愛いですね。ヤマハナというのは、札幌の地名「山鼻」から来ているとのこと。ここが札幌市であることを思い出します。
さて、昨年の課題、バラ科の何だ?この時、枝の棘をみて「カラフトイバラ」だと思った私。しかし、葉の付け根の棘を確認しなかった私。浮かれてどうかしていたわ。結局、同定できず。
残念。
岩峰の植物は素敵すぎて、長くなりすぎるのでこのへんで。
ここで下山してもいいやと、登る前には考えていたのに、いいお天気だし、やっぱり登頂しておくか・・・の気分。
・・・いや、これどうやって降りるんだろうと考えながら登る最後の崖に頭がお花畑だったなぁ、と反省しなくもないけど、もう遅い
そうだった、天狗なんだもの、とがっているのさ。
登頂すれば、景色もよく、「登ってよかったな」と素直に思います。
眼下にさっぽろ湖。また来年も登れるといいな。また来年もお花がいっぱいだといいな。また来年も・・・
来年は、何バラだったか、わかるといいな。
そして元気に下山しました。マダニはついていませんでした。
定山渓天狗岳、今回登っても、次に登りたいリストから外れませんでした。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
工場 星野